ブックタイトル生物多様性地域戦略に関する自治体全国調査

ページ
10/158

このページは 生物多様性地域戦略に関する自治体全国調査 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

生物多様性地域戦略に関する自治体全国調査

結果の概要①生物多様性地域戦略策定の経緯「生物多様性地域戦略策定に至ったきっかけ」を伺った質問では、「生物多様性基本法で努力義務とされたため」とする回答が最も多く得られました。次いで、「従来から何らかの生物多様性の保全活動に積極的に取り組んでいたため」、「担当部局が生物多様性地域戦略の必要性を強く感じたため」との回答が多い傾向が確認できました。(図13)。「生物多様性地域戦略策定に際して、公式の検討/議論の場に参加した人や団体」を伺った質問では、「学者・技術者等の専門家」、「環境団体」は、ほとんどの市区町村で戦略の策定過程に参加していることがわかりました(図17)。また、「生物多様性地域戦略の記載内容に対して、大きな影響力があった人や団体」を伺った質問では、「学者・技術者等の専門家」、「貴部局(回答者自身の部局)」、「環境団体」は影響力が大きかったとする自治体が多い傾向にありました(図14)。そして、「生物多様性地域戦略策定に際して、連携した関係部局」を伺った質問では、生物多様性・環境分野を除くと、多くの市区町村が、「農業」、「教育」などの他部局と連携している傾向が確認されました。その他にも、「都市計画」、「土木・建築」、「林業」、「商業・観光業」などの回答が多く、生物多様性保全に関わる施策は、複数の部局・政策領域と関連していることが表れています(図15)。②生物多様性地域戦略の策定にあたっての知見・情報の充実度と活用の程度「生き物や生態系の状況」、「自然の恩恵(生態系サービス)」、「生物多様性が損なわれる原因」、「地域の産業統計・推計」、「地域の産業統計・推計」の5項目について、知見や情報の蓄積状況と戦略文書への活用の程度について伺った質問では、自治体職員の方の回答と策定委員会委員の方の回答とでは設問間で似たような傾向がみられました。概観すると、知見や情報が比較的充実している(知見や情報が十分にあったかという問いに対して「そう思う」「ある程度そう思う」という回答を合わせた回答数の割合が高い)項目について、地域戦略文書への活用の程度が高い(知見や情報を十分に活用したかという問いに対して「そう思う」「ある程度そう思う」という回答を合わせた回答数の割合が高い)傾向がみられました。このうち特に「生き物や生態系の状況」と「地域の人口統計・推計」について、知見や情報の充実の程度と地域戦略文書への活用の程度がともに高く、「そう思う」、「ある程度そう思う」という回答が多数で、合わせると4─66─