ブックタイトル生物多様性地域戦略に関する自治体全国調査

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概要

生物多様性地域戦略に関する自治体全国調査

生物多様性地域戦略の策定により「生物多様性の保全」の取組だけでなく、「生物多様性の保全以外の環境」、「教育」、「農業」、「商業・観光業」などの取組が強化され(図8)、「生物多様性の保全」にある程度の予算がつきました(図9、図10-1)。なお、生物多様性地域戦略の策定時には、職員の方が打ち合わせや調整のために多くの残業をされていました(図29、図30)。「生物多様性地域戦略を策定することによって住民の意識が変化したか」について伺った質問では、75%以上の方が「とても大きく変化した」、「大きく変化した」、「ある程度変化した」、「少し変化した」のいずれかを選んでいました(図11)。<伝統知・地域知の活用>「世代を超えて受け継がれる自然管理の知恵や技術などを生物多様性地域戦略の推進に取り入れること」についてお伺いした質問では、70%以上の方が「とても必要である」または「ある程度必要である」と回答していました(図45)。しかし、実際にそれらの知恵や技術を取組に活用しているかについては、「活用していない」という回答も一定数あり(図43)、その理由に約40%の方が「情報がなかった」を選んでいました(図44)。なお、活用している例では「伝統的な作物の栽培」、「伝統的な水田の形態(棚田・縁田など)」、「森づくり、森林伐採、丸太の搬出などにおける伝統的な技術や技法(三角植栽法、あがりこ、台切り、馬搬など)」、「伝統的な草地管理(野焼き、入会地の刈り取りなど)」などがありました(図43)。同様に、「地域に特有の自然管理の知恵や技術および自然資源の利用方法」についてお伺いした質問では、70%以上の方が「とても必要である」または「ある程度必要である」と回答していました(図48)。しかし、実際にそれらの知恵や技術を取組に活用しているかについては、「活用していない」という回答も一定数あり(図46)、その理由に約50%の方が「情報がなかった」を選んでいました(図47)。なお、活用している例には、「地域独自の農産物認証制度にのっとった農業」、「減農薬・無農薬栽培における地域独自のノウハウ」、「モニタリングに基づいた里山やため池の管理」、「コリドーやビオトープの設置における地域独自のノウハウ」などがありました(図46)。─88─